福島被災者を励ます集い
3月の原発事件以後、伊東市に福島から乳幼児のある家族がペンションなどに疎開しています。その方たちに楽しい一日を過ごしてもらおうと、励ます会を7月23日(土)「郷組」と「絵本の家」の共催で荻の区民会館と隣接した梅園で開きました。参加者は福島からの方が約80名、伊東の母子が約40名そのほかスタッフが30名ほどでした。当日の準備中に佃市長が多忙の中を立ち寄ってくださり、大盛会になりそうな様子に目を細めてお帰りになりました。歓迎式典では荻区長、絵本の家、福島県人会、郷組の各代表の歓迎の挨拶があり、続いて絵本の家による紙芝居、絵本の読み聞かせがありました。そしていよいよ、大昼餐会。流しそうめん、豚汁、野菜のバーベキュー、じゃがバター、おむすび、焼肉、焼きそば、焼きとうもろこし、ご近所差し入れのデザートと盛り沢山のメニュー。郷組とそのサポーター会員が何日も前から用意しました。野菜は主に郷組が有機栽培したものです。ニンジンなど「甘い!」と感激され、栽培甲斐があったというものです。たくさんのメニューに子どもたちは大喜び、初めて体験する流しそうめんもみんな上手にすくって食べ、たちまち売り切れでした。昼食の後は、福島対伊東の子供対抗綱引き、お菓子釣り、ボール入れなどのゲーム大会。昼食会もゲーム大会も加美製茶の甚大なご協力を得て
、広い梅園で繰り広げられました。幸いお天気にも恵まれひどく暑くもなく、梅林の木陰には緑の涼しい風が通り抜け、その下はほど良く草が生えた柔らかい地面、素晴らしい自然のなかで子どもたちはのびのび転げまわることができました。赤ちゃんを抱いたお母さんも、そしてお父さんもゆったり過ごしていました。帰り際、福島からの方が「本当にありがとうございました。」と言ってくださり、郷組スタッフは頑張って準備してきた甲斐があったと、こちらも大喜び。福島の皆さんの思い出の1ページ となることを祈って幕をとじました。
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